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2012年2月

書く

最近、書きたいという小さな衝動に出くわす

一人の、仕事を離れた休みの日に
一人のメモだけにしておけず、
どこか人がいるところに

誰かが言った、心が燃える瞬間にペンを取れというのはなく、
今や友人がかつてのように反応してくれるというのでもないが、
中で何かがくすぶりうごくのをどうにか
外ににがすため

今していることは何かがおかしいと、
おかしくてもそれをしないではいられないと
そのはざまで揺れるものを
どこかに放してやらずにはいられないのか

いつになっても、色を決められず、
心を決められず
人の見えないところでうずくまっているだけなのに
そんなものを人目に曝すいみもないのにそれでも
そんなでも生きていることを証したいとでもいうように

学茶番

光をみつけても、
届かずして手前に絡繰りをみつけ、
地団太をため息にしてみたり。
それでもまた足をばたつかせ、
何とか今から抜け出したいと願ってみたり。
荷物を置き去りにする勇気もなく、
ジョブズの問いにNOと答える日が続いても、
結局は今背負っている荷物を一つ一つ
時間に追われほどくことしかできなかったり。
 

それでも、孔子さんでも、四十まで惑っていたと知ると、
私なんか、まだまだ学びながらひたすら立って歩きなさいと
言われているような気がする。
先立つものと自由がなければ、重い空飛ぶ乗り物に乗って、
海の向こう、遠い奥地を放浪することもできないが、
教科書らしく見えない書はきっと周りにざんざか転がっている。


久々に見られたカーネーション、

尾野真知子さん扮する糸子が、
娘の結婚式の朝、
「茶番」と言いすてて出かける姿が潔かった。

茶番  

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