突然のお別れ

学生時代、2年間、共に学んだ人の逝去の知らせが飛び込んだ。
今年こそ再会をと思っていた友人だったので、ただ驚くばかりだった。
その人にはお子さんがいると知っていたが、
私と同年齢くらいの息子さんが喪主を務められた。
昨年11月急に、転移がわかって入院されたそうだ。
ご自分の病についても、沢山の本を読み、理解をしようとしてこられたと、
話された。
短大の出で、学部編入、院まで修了され教職もとられた。
その当時、私は家事など最低限しかしなかったが、
今になって初めて、家事、そして母としての役目の上に、
あんなにも精力的に勉強に取り組んでいらした凄さがわかる。
どうしてそんなに気丈に取り組んでおられたかということが、
本日息子さんから明かされた。
私たちはそのことを、一切知らなかった。
弱いことをあまり話されずに、いつもしっかりしておられたから。
これから、これまでの経験をまたまとめようとしていらしたとか。
沢山の計画をどんどん実現し、
私が田舎に引っ込んでいると、どんどん出て行きなさいと、
アドバイスしてくれたのも、その人だった。
今年は会って、いろいろな経験を私も聞かせてもらいたかった。
が、もう、遅い。
忙しさに潰されていてはいけない、強く思った。